ボディスタイルは性能をも変える

車には様々なボディスタイルを持ったモデルがありますが、そのボディ形状を決めるにはいろいろなファクターが絡んできていることは明らかです。

 

例えばたくさんの人間を乗せて走るミニバンでは、中で人がゆったりと過ごすことができ、車内での移動の際もスムーズに移動することができるという点で箱型の全高の高いスタイルとなりますし、目指すものは走行性能のみ、なんていうスポーツモデルであれば、空気抵抗が少なくコーナーリング性能を高めるために幅広のスタイルとなります。

 

ここ最近、1つの流行となっているハイブリッドモデルに関しても、走行風による空気抵抗が燃費に大きく影響することから、空気抵抗の少ない流線型のデザインをとることが多くなっているのです。

 

ボディ形状によって燃費が大きく変わってしまうという事がよくわかる車種があります。

 

それがトヨタのプリウスとノアです。

 

プリウスは1800ccエンジンとハイブリッドシステムを搭載しているハイブリッドモデルで、燃費は最大で32.6km/Lとなっています。

 

対して2014年に発売されたノアは新たにハイブリッドモデルを用意したのですが、その中身はそっくりそのままプリウスと同じもので心臓部は全く同じでボディだけが違うという車なのです。

 

このノアの燃費は、23.8km/Lとドライブトレーンは全くプリウスと同じながらなんと8.8km/Lも低いものとなっているのです。

 

この差を作り出したのがボディの形状とボディの重量で、特に空力特性から見れば最悪のボディ形状は大きく影響しているものと思われます。

 

車のボディスタイルを見ればその車の性格が分かりますし、そのボディスタイルによって車の性能が決められる、これがボディスタイルというものです。

 

ですので、「かっこいい」だけではいい車は生まれてこないという事なのです。